インパク
特別牛乳は何が特別か

「京都の特別牛乳」は、京都府相楽郡加茂町のクローバー牧場で作られています。牧場でいただいたパンフレットによると

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特別牛乳は特に優れた飼育環境と他の牧場や牛乳処理施設では見られない特別な施設を設置することにより許可されます。
当牧場では牛一頭ごとの健康管理を重視し、微にいり細に渡り厳選された牛乳を生に近い生産方法により処理されております。
皆様の健康をお祈りいたします。

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と、あります。具体的に一般の牛乳と違う点を、いただいたレジメにしたがって整理すると、

1.普通の牛乳はそのまま置いておくと腐ってしまうが、特別牛乳はヨーグルト化する。

なぜ、そうなるかというと、特別牛乳では牛乳の大切な成分である乳酸菌が生きているから。反対に一般の牛乳は乳酸菌が死んでしまっているということです。

2.特別牛乳は上部に生クリームが浮いてくる

牛乳というのは生クリームが浮いてくるのが当たり前ですが、スーパーやお店では生クリームが浮いてくるような牛乳はあまり見かけません。
いろんな理由により、普通の牛乳は均質処理がされているからです。

3.特別牛乳は低温殺菌(62℃・30分間殺菌処理)により、自然の栄養素を損なわない

大半の牛乳は、高温殺菌(120℃・2秒間殺菌等)で栄養素が変質しています。

 

一般に見られるほとんどの牛乳は、本来の牛乳に含まれる栄養素が破壊され、体に吸収されません。
しかし、特別牛乳は新鮮な搾りたての牛乳をすぐに低温殺菌処理し、栄養素が壊れないためにとても栄養価の高い牛乳です。それと同時に吸収がよいためお腹がゴロゴロしたり、下痢をおこしたりしないそうです。

 

特別牛乳として販売されているのは、全国でもクローバー牧場の牛乳だけだそうです。
生協などで配達される牛乳では62℃30分間低温殺菌のものが増えていますが、種類別は「牛乳」となっています。どこに違いがあるのかはよくわかりませんが、美味しい牛乳であることは間違いありません。いたって牛乳大好き人間の私は、牛乳を飲んでもお腹が下ることはありませんが、特別牛乳はお腹が弱い人も大丈夫とか。

興味をお持ちの人は、クローバー牧場に直接問い合わせ願います。

 

特別牛乳搾取処理場
農事組合法人 クローバー牧場
京都府相楽郡加茂町大字観音寺今辻38
TEL.0774(76)7717   FAX.0774(76)7595


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